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キタやミナミの雑多な賑わいとは
一線を画す、北浜の街。
日常に宿るさりげない表情にさえ、
洗練されたゆとりと、
こだわり尽くされた個性が輝く。
心を満たし、知的な好奇心を刺激してくれる、
味わい深い時間と空間こそ、
北浜という街のもてなしの流儀。
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北浜の朝は、お気に入りの居場所からゆっくりとはじまる。
落ち着いた照明、心地よい音楽、あたたかくておいしい飲み物…。
ジャンルもスタイルも、それぞれに個性を極めながら、この街のいくつものカフェや
ベーカリーに共通するのは、居心地の良さが刻む、一日の美しいアクセント。
川辺の席で時間の流れをゆっくりと楽しむのもよし、
ビル街を急ぐ人たちの姿を眺めながら香り高い珈琲を味わうのもまたよし。
北浜に暮らす魅力の中でも格別な贅沢、それは、都市を貫く川の中洲に開かれた中之島公園の存在。
明治の中頃、パリのシテ島をオマージュし整備された公園は、
春と秋には数千株の美しいバラで見事に彩られる。ふだんの日中は、散策やジョギングはもちろん、
愛犬の散歩や思い思いのエクササイズを楽しむ人々の姿が散りばめられている。
時には、図書館で借りた本を公園のベンチで読みふけるひとときも。
互いに誰も気にしない、自分の時間を楽しめる本当の自由がここにある。
かつて大阪の名料亭が集まっていたという北浜の街。
美味にこだわるその伝統は、
この地の命脈として受け継がれ、時流を追うだけではなく、
時代をリードする新たな味わいを創造し続けている。
もちろん、ふらっと立ち寄れる肩肘張らない
カジュアルなレストランや、ひっそりとこだわりを守りづける
知る人ぞ知る小さなお店も見過ごせない。
いくつものお気に入りをめぐる楽しみこそ、北浜の魅力。
そして、大切な誰かと過ごす夜は、
大人の街北浜らしく、カウンター席でグラスを傾ける
至福の余韻とともに暮れていく。
※掲載の環境写真は2020年9月に撮影したものに光等CG処理を加えたもので、実際とは異なります。